電力コラムCOLUMN

東京オリンピックで採用されるAIのすごさ!
follow us in feedly ネオコーポレーション 電力コラムのRSSフィード

いよいよ2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきました。
倍率の高いチケットの抽選に当たったという人もおられるかもしれませんね。

もちろんオリンピック・パラリンピックに参加する競技者のみなさんには頑張っていただきたいのですが、ネオ・コーポレーションでは電気を扱う者として別の意味で注目している部分があります。

それは『最新のAIが導入されている』ということ。
参加する競技者のみなさんはもちろんのこと、観戦する私たちも安心して安全により快適に利用できるように工夫されていることが分かります。

すべて電気の力ですね!詳しくお伝えしていきたいと思います。

東京オリンピック・パラリンピックで採用される顔認証システム

東京オリンピック・パラリンピックが今までと違う点は、競技会場が分散しているところだといわれます。

今までのオリンピック・パラリンピックでは競技会場や競技者の宿泊施設が一つの地域・場所にまとめられていました。

つまり一度入場すると、本人チェックしなくてもよかったのです。
東京オリンピック・パラリンピックの場合、競技会場が分散(1都1道7県43会場)していますので、その競技会場ごとに本人チェックしなければなりません。
もちろん競技者だけではなく、コーチやプレスなどの大会関係者や観客も含まれます。

競技によっては、複数の会場に出入りするということも必要になってきます。
そのような状況で効率の悪い本人チェックを行うと競技者などに余計な負担がかかりますし、甘くしてしまうとセキュリティが低くなってしまう可能性があります。

そのため『顔認証』『IDカード』によって瞬時に本人確認できるシステムになっています。
IDカードの読み取り機を通す際に、瞬時に顔認証され、とてもスムーズにゲートを通過することができるようになっています。

『IDカード』だけだと、不正に貸し借りをしていたり、盗難によって入場されてしまうことが懸念されます。
しかし『顔認証』も導入されていることで、不正入場を防いでいるのです。

不審者検知によってセキュリティも万全!

この顔認証システムは競技者や大会関係者の出入りだけではなく、不審者を事前に検知して犯罪を予防するためにも活用されています。
今回のオリンピック・パラリンピックでは警察だけでは人員が足りないので、警備会社も含めて警備を強化するようです。

とはいっても、参加する選手だけでも約1万1千人と言われており、オリンピックの関係者や観戦したいと訪れる人を含めるとものすごい人数になりますよね。
そのため『顔認証システム』によって事前に集められた不審者情報に適合する人を検知できるようになっています。

不審者情報については、現在の指名手配犯はもちろん、各国と協力してリストを作成されているようです。そのため入国の時点でも摘発されるようになっています。
顔認証システムについてはメガネをかけるなど、変装していても検知できるほど高性能のようです。

また顔認証だけでなく、不審行動についても検知できるシステムが導入されます。
例えばしゃがみ込んで、荷物を床に置き去りにしたような場合には、すぐさま警備員などに通報されるシステムになっています。
すばらしい安全対策がとられているんですね!

雑踏予測で活躍するAI

こういうイベントごとがあると、私たちも人ごみに困ってしまうことでありますよね。

身動き取れないことがありますし、そこで事故や犯罪が起きてしまうと巻き込まれてしまう可能性も高くなります。
こういった雑踏を予測するためにもAIが活用されています。

2019年7月29日に東京都墨田区で行われた「隅田川花火大会」の会場で、警視庁とパナソニックが合同で雑踏予測実験を行ったそうです。

雑踏での人の動きをデータとして集めて解析し、人の流れを予測して事故を予防したり、不審者の割り出しなどにつなげていきます。
また近年、サッカーワールドカップやハロウィンの際に渋谷のスクランブル交差点に若者がごった返したということがありました。
このような状況をAIが予測することも可能で、事前に警備を強化することが可能となっています。

まとめ

東京オリンピック・パラリンピックで採用されるAIについてお伝えしました。

『顔認証』『不審者検知』『雑踏予測』によって、競技者のみなさんだけではなく私たちも安心して快適に観戦できそうですね。
わが国に多くのメダルが獲得できるようにしっかりと応援していきたいと思います。