電力コラムCOLUMN

いまさらなんですけどLEDって何ですか?~ネオコーポレーションがLED照明について徹底解説!
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【目次】

  1. LEDってそもそも何?
  2. LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球とはどう違うの?
  3.  ・LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球との寿命の違い
     ・LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球との電気代の違い

  4. パナソニックではLED電球 保証制度も

 
自宅の電球や蛍光灯が切れてしまうと、これを良い機会として「LED照明」に変更している方が多いでしょう。

LED照明は、寿命が長く、電気代も安いといわれますから、とても利便性の高い照明ですよね。

家電量販店などにもLED照明がたくさん販売されており、価格も少しずつ安くなってきたことから、かなり普及も進んでいるのではと思います。

さてそんなLED照明ですが、そもそもLED照明ってどういったものかご存知ですか?

従来の蛍光灯や白熱電球とどう違うのでしょう。LED照明にすれば本当に節約できるのでしょうか?

ここではいまさら聞けないLEDの知識についてご紹介します。

LEDってそもそも何?

LEDとは「Light Emitting Diode」の頭文字を取ったもので、直訳すると「光る半導体(発光ダイオード)」となります。電流を流すと光る特色を持っている半導体のことをいいます。

「じゃあ半導体ってなんだ?」と思うかもしれませんね。よく耳にする割には、どのようなものなのかよく分かりません。

みなさんがお使いの家電製品にはたくさん使われています。例えばエアコンの温度センサー、炊飯器の火力の制御、パソコンのCPUなど、さまざまです。また社会のなかにおいても、車や電車、インターネット通信など、社会インフラにもたくさん活用されていることで知られています。

もちろん私たちネオコーポレーションでご提供している電子ブレーカーやデマンドコントローラーにも半導体が活用されています。

半導体で優れている点は、「省エネ化」を促すことができる技術です。

みなさんがお使いの家電製品でも、どんどん省エネ化しているのがお分かりでしょう。 LED照明においてもその技術が応用されているのです。

LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球とはどう違うの?

自宅の電球が切れたときに、近所のホームセンターに新しい電球を購入しに行くと、従来からの電球とLED照明との価格に差があるので少々迷ってしまいます。

安い白熱電球ですと100円程度でも販売されていますが、LED照明で売れば1000円程度するものもあります。

LED照明は、寿命が長く電気代が安くなると言われたとしても、
「本当のところはどうなの?」
と、従来からの白熱電球を購入している人も少なくないでしょう。

LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球との寿命の違い

一般的に知られている寿命の違いを比較してみましょう。

LED照明:約4万時間
従来の蛍光灯:約6000時間~1万3000時間
従来の白熱電球:約1000時間~2000時間

もちろんこの時間は、条件によって変わるものではありますが、これほどの違いがあるとなり驚いてしまいませんか。

4万時間といいますと、1日10時間点灯しているとしても、4000日(約10年) 活用することができる計算になります。

同じように白熱電球を活用するとなると、約100日で電球を交換しなければなりません。

理論上の単純計算にはなりますが、LED照明であれば約10年間で1個、白熱電球であれば約10年間で40個必要になることになります 。

この白熱電球が200円だとすると、10年間で8000円必要になります。LED照明が仮に一個1000円であるとすると、かなり節約できることが分かりますよね。

LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球との電気代の違い

LED照明と従来の蛍光灯や白熱電球との消費電力を比べてみると、一般的には「従来の蛍光灯の40%」「従来の白熱電球の20%」といわれています。

LED照明が普及しだした頃には、従来の蛍光灯はそれほど消費電力に違いがないと言われてきましたが、最近では蛍光灯型LEDも販売されるようになり、 消費電力を効率化されるようになりました。

どれぐらい電気代が安くなるのか計算してみました。

関西電力では「従量電灯A」においては1kWhあたりの料金単価は19.95円と表示されていますが、計算しやすいように20円で考えたいと思います。

◎60W白熱電球の1時間当たりの電気代
 消費電力60(W)×時間1(h)=電力量60(Wh)
 60Wh÷1000=0.06kWh
 0.06kWh×1kWhあたりの電力量料金20円=電気代1.2円

◎60W相当650ルーメンLED電球の1時間当たりの電気代
 従来の白熱電球の20%であることから
 1.2円×1/5=電気代0.24円

これも単純計算ではありますが、このようになりました。
◎60W白熱電球の1時間当たりの電気代1.2円
◎60W相当650ルーメンLED電球の1時間当たりの電気代0.24円

仮に1日10時間点灯し、1年間の電気代を比較するとこうなります。
◎60W白熱電球の電気代:4380円
◎60W相当650ルーメンLED電球の電気代:876円

理論上の数字ではありますが、かなり大きな電気代の差が見られますね。やはり初期費用が LED電球の方が高いとしても、お得であることがわかります。

パナソニックではLED電球 保証制度も

LED電球と従来の蛍光灯や白熱電球とどれぐらい違うのか比較してみましたが、あくまで理論上の数字ですので、 LED電球としてもある日突然切れてしまうかもしれません。

しかしパナソニックでは、安心してLED電球を購入してもらうために、2016年から保証制度が導入されています。

製品購入日より5年間、不点灯など故障があった場合は無料で交換してもらえる制度があるのです。

このような制度もうまく活用して、電気代の節約に取り組んでみてくださいね。